ワイキューブの元社長だった
安田佳生さんが書かれた本
『私、社長ではなくなりました』
を読みました。
会社に日本一のワインセラーをつくったとか、
トイレの内装工事に3000万円かけたとか、
2年目の社員以降は移動の際はグリーン車可能
などなど、衝撃的な話題で、
マスコミでもよく取り上げられていたワイキューブさん。
新卒採用に関する重要性、
ワイキューブさんの考え方は、
私自身、学ぶところが多く、
安田さんの発信される内容には、
いろいろと刺激をいただいていました。
==
なので、倒産したと聞いたとき、
とにかく驚きました。
>倒産の情報は、ツイッターで一晩のうちに広がった。
>翌朝の私のツイートがヤフトピに取り上げられ、
>再び情報がインターネット上を駆巡った。
>自社サーバーがパンクするのでは
>と思うくらいのアクセスが、ホームページに殺到した。
(本書より引用)
そのときも相当な話題だったような・・・
===
本書の中に繰り返し出てくる、
安田さんが経営者として自分を省みている点の多くは、
売上げと利益のバランスだったように思います。
>売上げが伸びれば
>利益はおのずとついてくるものだと思った。
>だが、売上げを伸ばすことと
>利益を伸ばすことは、まったく別のことである。
>まったく別の能力が必要である。
>事業として成立するのに不可欠な利益を、
>どこで上げるのかを考えていなかった。
>経営者には向かない人間だった。
(本書より引用)
どんなにマスコミで話題になっても、
どんなに売上げがあったとしても、
それらが、意味をなすのは、
会社として、社員や社会を巻き込んで、
やってよいのは、やる意味を持つのは、
ただ、唯一、
利益構造がきちんとできている状態。
もしくは、それが推測される条件がそろっている
時のみで、
それができていないのに、
ただの「お金を使っている状態」
消費活動であって、
経済生産活動ではない。
会社が、社員を雇って、お客様に対して、
やるべきことではない。
無限の資金なんてどこにもないのだから、
いつかは、リストラしたりサービスを停止したり、
みんなに迷惑をかける状態への序章に過ぎない。
===
会社がある程度大きくなったり、人数がそろってきたり、
利益が安定してきたりすると、
積極的に新しいことに投資をしよう
そういうステージに挑戦するのだけれども、
そのときこそ、
うまくいくか失敗するかの境目だと思う。
適切な投資になっているのか
これはただの無駄、もしくは、消費なのではないか
==
たとえば短期的にみれば、
利益率2割の会社は、
8万円使ったとき、10万円の収入を得る
ということだけれども、
人件費割合が高い事業の場合、実は、
3万円使ったときに
10万円の売上げを上げれるかどうか
という場合がある。
それくらいの意識で考えないと、
わからなくなってしまう。
==
たいていのベンチャーは、
設立当初はそれこそ血がにじむような節約
カラーコピー一枚で議論になるような(笑)
無駄なお金を使わない努力の
積み重ねで会社の体力を付けてきたと思う。
投資をする部門の人は、
新規事業をやる人は、
それを頭の片隅に置くべきだし、
既存事業の収益を借りて
新規事業をやっているのだから、
やり方は最短で効率的か、
つかっているお金はちゃんと利益を生むための使い方なのか
会議で発言しない人が増えればそれは無駄だし、
取り組みを検証して常に改善して利益構造に貢献しないといけないし。。。
それを越えたところにさらに強い会社、
魅力的な会社が生まれるのだと思う。
===
すごく細かくなってしまいましたが、
会社というのはある程度規模の拡大を始めたときが
一番危険ゾーンなんじゃないかなと思う。
支出も増えれば実は倒産も早い。
上るときの坂は時間がかかって苦しいけど、
下るときの坂は早くてたやすい。
>リーマンショックで、私達は不況の波にのまれて落ちていった。
>そのときの落ち方は、なだらかな下降などではなく、
>百八十度下を向いているくらい真っ逆さまの感じだった。
(本書より引用)
私達は堅実に堅実に経営を進めてきたので、
リーマンショックでも地震でも、
売上げは多少変動があっても、なんとか安定して(させて)
継続して力を高める努力をしてきました。
でも、何があるかなんて、
誰もわからない。
読みすすめながら、本当は、
安田さんのある意味社員に傾倒する気持ちに、
激しくシンクロして感情がゆさぶられて苦しくなりました。。。
おつかれさまでしたとしか言いようがない。
でも、私としてはこの本からしっかり学んで、
バランス感覚の無意識の欠如や、、
自分たちの驕りや、見得、気の緩みや予見の甘さで、
会社をつぶすことがあっては絶対にならないと、
改めて思いました。
最近、
三木谷さんの以下の言葉が
毎日頭の中でリフレインしてます。
人間には2つのタイプしかいない。
・様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する人間。
・現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間
一人一人が物事を達成する強い意思をもつことが重要。
頑張ります
安田佳生さんが書かれた本
『私、社長ではなくなりました』
を読みました。
会社に日本一のワインセラーをつくったとか、
トイレの内装工事に3000万円かけたとか、
2年目の社員以降は移動の際はグリーン車可能
などなど、衝撃的な話題で、
マスコミでもよく取り上げられていたワイキューブさん。
新卒採用に関する重要性、
ワイキューブさんの考え方は、
私自身、学ぶところが多く、
安田さんの発信される内容には、
いろいろと刺激をいただいていました。
==
なので、倒産したと聞いたとき、
とにかく驚きました。
>倒産の情報は、ツイッターで一晩のうちに広がった。
>翌朝の私のツイートがヤフトピに取り上げられ、
>再び情報がインターネット上を駆巡った。
>自社サーバーがパンクするのでは
>と思うくらいのアクセスが、ホームページに殺到した。
(本書より引用)
そのときも相当な話題だったような・・・
===
本書の中に繰り返し出てくる、
安田さんが経営者として自分を省みている点の多くは、
売上げと利益のバランスだったように思います。
>売上げが伸びれば
>利益はおのずとついてくるものだと思った。
>だが、売上げを伸ばすことと
>利益を伸ばすことは、まったく別のことである。
>まったく別の能力が必要である。
>事業として成立するのに不可欠な利益を、
>どこで上げるのかを考えていなかった。
>経営者には向かない人間だった。
(本書より引用)
どんなにマスコミで話題になっても、
どんなに売上げがあったとしても、
それらが、意味をなすのは、
会社として、社員や社会を巻き込んで、
やってよいのは、やる意味を持つのは、
ただ、唯一、
利益構造がきちんとできている状態。
もしくは、それが推測される条件がそろっている
時のみで、
それができていないのに、
ただの「お金を使っている状態」
消費活動であって、
経済生産活動ではない。
会社が、社員を雇って、お客様に対して、
やるべきことではない。
無限の資金なんてどこにもないのだから、
いつかは、リストラしたりサービスを停止したり、
みんなに迷惑をかける状態への序章に過ぎない。
===
会社がある程度大きくなったり、人数がそろってきたり、
利益が安定してきたりすると、
積極的に新しいことに投資をしよう
そういうステージに挑戦するのだけれども、
そのときこそ、
うまくいくか失敗するかの境目だと思う。
適切な投資になっているのか
これはただの無駄、もしくは、消費なのではないか
==
たとえば短期的にみれば、
利益率2割の会社は、
8万円使ったとき、10万円の収入を得る
ということだけれども、
人件費割合が高い事業の場合、実は、
3万円使ったときに
10万円の売上げを上げれるかどうか
という場合がある。
それくらいの意識で考えないと、
わからなくなってしまう。
==
たいていのベンチャーは、
設立当初はそれこそ血がにじむような節約
カラーコピー一枚で議論になるような(笑)
無駄なお金を使わない努力の
積み重ねで会社の体力を付けてきたと思う。
投資をする部門の人は、
新規事業をやる人は、
それを頭の片隅に置くべきだし、
既存事業の収益を借りて
新規事業をやっているのだから、
やり方は最短で効率的か、
つかっているお金はちゃんと利益を生むための使い方なのか
会議で発言しない人が増えればそれは無駄だし、
取り組みを検証して常に改善して利益構造に貢献しないといけないし。。。
それを越えたところにさらに強い会社、
魅力的な会社が生まれるのだと思う。
===
すごく細かくなってしまいましたが、
会社というのはある程度規模の拡大を始めたときが
一番危険ゾーンなんじゃないかなと思う。
支出も増えれば実は倒産も早い。
上るときの坂は時間がかかって苦しいけど、
下るときの坂は早くてたやすい。
>リーマンショックで、私達は不況の波にのまれて落ちていった。
>そのときの落ち方は、なだらかな下降などではなく、
>百八十度下を向いているくらい真っ逆さまの感じだった。
(本書より引用)
私達は堅実に堅実に経営を進めてきたので、
リーマンショックでも地震でも、
売上げは多少変動があっても、なんとか安定して(させて)
継続して力を高める努力をしてきました。
でも、何があるかなんて、
誰もわからない。
読みすすめながら、本当は、
安田さんのある意味社員に傾倒する気持ちに、
激しくシンクロして感情がゆさぶられて苦しくなりました。。。
おつかれさまでしたとしか言いようがない。
でも、私としてはこの本からしっかり学んで、
バランス感覚の無意識の欠如や、、
自分たちの驕りや、見得、気の緩みや予見の甘さで、
会社をつぶすことがあっては絶対にならないと、
改めて思いました。
最近、
三木谷さんの以下の言葉が
毎日頭の中でリフレインしてます。
人間には2つのタイプしかいない。
・様々な手段をこらして何が何でも物事を達成する人間。
・現状に満足し、ここまでやったからと自分自身に言い訳する人間
一人一人が物事を達成する強い意思をもつことが重要。
頑張ります