最近、反抗期がない子供が約半数で増加傾向という記事を読んで、

「半数」が多いのか少ないのか、最初は、あまりピンとこなかったです。

なぜなら、私が反抗期がないまま育って今に至るからです。

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私の場合は、反抗期に、決して反抗する心がなかった訳ではありませんでした。

「あれしたい!」「これしたい!」「父親のこの意見は理不尽だと思う!」

そんな思いは強く強く、本当に強くありました。

でも、あまりにも厳格な家庭で、ルールが明確な家に育ったので、反抗心をだしても無駄だといち早く悟りすぎて、反抗期にもテロ行為にも走ることなく、

「早く自立して自由に生きたい」

という気持ちと自立のための計画をムクムクと心に育ててたのです。小学生の頃から、いろいろな人生計画を人知れず考えていて、いま、現実はそのとき思い描いたものに大変近い気がします。

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ただ、反抗期って本当は凄く大切だったんじゃないかと、最近は強く思うようになりました。

というのは、反抗期がないという私は、どちらかというと、親の求める優等生的な生き方でずっときて、そのまま、大人になっても、相手の期待にこたえるという生き方をしてきたからです。


それはずっと経営者になってもそうでした。

職業としては「相手の期待に答える」という側面から言うと私の天職なのかもしれません。



でも、同時に、「周囲の期待に答える」その気持ちが強すぎると、人の分までの荷物を背負い込んでしまったり、相手が求めていないのに、相手のために努力し続けたり、パートナーに、実は本音が言えなかったり。。。。

それが、行き過ぎると、いい子のなれの果て、恨みや怒りを発酵させるというマイナスも発生すると思うのです。

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なので、

人生を自分らしく、自由に生きていこうと思うとき、
多少の反抗心は必要で、反抗心こそが、クリエイティブな生き方の源でもあると思うのです。


いま、私の反抗心は、事業にクリエイティビティを注入することで、発揮することが出来てバランスを保っているのだと思いますが、

ここに来るのにいろいろとあった手前、

大人になってからの反抗期も、悪くないのではないかなーと最近思います。

反抗期を迎えたら、いつかきっと、自分の場所が見つかる気がするからです。

反抗期からはじまる自由な人生ってあるんじゃないでしょうかね。

また、反抗心を上手に表にだすこと、相手に伝えることで、自分らしいままで、周囲と付き合えるように思います。そういう人間関係の方が長続きしますよね。

ふと、以下のはあちゅうの記事を読み返して、つれづれなる心境を書いてみました。





すべての女は、自由である。
経沢 香保子
ダイヤモンド社
2016-04-25