自己啓発系と違って、ビジネス書を読む時、結構、いやだいぶ、気合がいると思います。
なぜなら、自社に照らし合わせて、不足分をピックアップしたりする行為も伴うからです。
いま、ちょうど事業計画をブラッシュアップさせているタイミングなので、気合を入れて読みました。
『リクルートの構創力』
私は新卒でリクルートなので、所属したのは97年ですから、前世紀。まだまだリクルートが人材輩出企業と言われる前で、もっともっと、アナログだったし、情報共有も行動も気合で。
もっと共有の仕組みや事業を作る仕組みを進化させればいいのにと、ちびっこながら思っていましたが、そんなペーペーの私がドブ板営業で頑張っているうちに、ちゃーんと上層部は経営方法をブラッシュアップさせてたんだなと改めて尊敬の念。外部になって改めて学ばせていただくことが多いのです。
この本は主に事業を作り出して、拡大して行くためにすべきこと大切なことを書いた本です。
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaリクルートにとって、事業希望を拡大してスケールさせることは、単に売り上げや利益を拡大し、市場シェアトップを獲得することではない。世の中に新しい価値をもたらし、今までの考え方や固定概念を変えるほどのインパクトを社会や産業、生活者や消費者に与えるような事業を生み出すことを意味してる→
2017/07/02 12:24:16
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa新入社員から経営トップに至るまで、一人一人が、驚くほどのしつこさと青臭さともって、世の中をよりよく変えようという志を持っているのだ。
2017/07/02 12:25:15
『リクルートのすごい構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaリクルートにとっての「事業」とは、ステークホルダーが抱える不満や不安を解消するためのもの。その全体像を捉えて、時には業界構造を変えながら人々の不満や不安を解消し、継続的な成長を実現するためのフレームワークだ。
2017/07/02 12:27:28
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa多かれ少なかれ、どの企業もこれまでさまざまなイノベーションを起こしながら事業を継続してきたはずだ。しかし、そうしたイノベーションを生み出し続けるカルチャーが失われてきてることに悩んでいる企業は圧倒的に多い。
2017/07/02 12:28:49
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa調査によると2000年代に入り、業界シェア3位以内に入る企業のおよそ1割が翌年にはその地位を奪われ、売上規模で業界トップ3に入っている会社の9割以上は、収益面ではトップ3に入ってないのだ。
2017/07/02 12:31:04
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaわざわさ「価値マネジメント」と呼ぶところにリクルートならではのこだわりが見受けられる。価値は、自然に「生まれる」ものではなく、意識的に「生み出す」ものだという信念のあらわれだ。
2017/07/02 17:29:42
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaKIPを定める事は、行動の優先順位を決める事になる。KPIを上げる行動以外の行動を切り捨て「やらないと決める」ことにもなるからだ
2017/07/02 17:32:55
「ホットペッパー」でコア商圏を設定し、そこを一歩でもでたところで広告をとったとしても評価の対象にしなかったのもその一例
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaPDSを高速でなんとも回した上でたどり着いた、現場の納得感が高いKPIがあるからこそ、価値マネジメントが可能になる。
2017/07/02 17:34:55
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaリクルートのヨミ会は、「今週の売り上げはどうだった?」ではなく、「今週なぜ売れたのか?」「なぜ売れなかったのか?」が問われる。「なぜ」を解き明かすための会議だ。
2017/07/02 17:36:00
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa「アタリマエ」を誰もが身につけ、そのレベルを上げて受け継ぐ、という思想が具体化されている
2017/07/02 17:50:57
「ゼクシィ」でも、営業向け基本をまとめた「ゼクセサイズ」がある。サービス内容、ブライダル特有の習慣、時代の流れをベースに、顧客に価値を感じてもらうヒントが掲載
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa「型」はあくまでも、組織全体のパフォーマンスを上げる基礎力をつけるためのもの。全員が「型」を確実に身につけたうえで、個々が自由な工夫を行うことによって、さらにパフォーマンスを上げることが狙い。
2017/07/02 17:53:07
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaリクルートライフスタイルのネットビジネス本部では、目標とするスピードを、「爆速」の上を行く、「神速」と呼ぶ。
2017/07/02 17:58:08
とにかくスピーディーに数多く実施して、「当たり」の施策を増やすしかない。
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa普通に手を伸ばせば届くような目標地ではなく、ちょっとジャンプしたくらいでは手が届かないようなレベルに設定させる。そして、実現するために何が必要かも見極め、それを担保とするのが、リクルートの経営層の役割だと定義されているのだ。
2017/07/02 18:00:52
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa価値に結びつくKPIが見えたら、それを愚直に、高速に、検証しながらやりきるためのマネジメントが欠かせない。そして、そこから外れるものは「あえてやらない」という決断も必要だと言える。
2017/07/02 18:09:40
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa「勝ちパターンの共有」というとごく当たり前のことのように聞こえるが、それを実行して見たくなるネーミングや、チームによる競争の工夫などを入れ込むことで、実行される確率は格段に高まる。
2017/07/02 18:11:04
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaタイムベース競争とは、コストと品質という2軸の競争の世界に、「時間」すならちスピードという3軸目を加える考え方だ。基本原理は実に単純明快。時間こそが顧客と企業の双方にとって最も重要な資源である、という考え方である。
2017/07/02 18:16:47
BCGが経験則的に見つけ出した4つの法則のうちの一つに→
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa「32の法則」というものがある。タイムベース競争に優れた企業と平均的な企業では、成長率では3倍、利益率では2倍の差が生まれるというものである。32で、実に6倍もの利益成長の差が付いていることを意味する。
2017/07/02 18:18:07
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaデジタル革命により情報コミュニケーションがますますスピードアップし、あらゆるものが低コストでつながるIoT時代において、スピード優位の組織能力はますます重要になっていくことは間違いないだろう。
2017/07/02 19:11:08
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa市場の不を見つめ直し、自らの提供価値を再定義し、「スピードで圧勝」「マネタイズポイントを変える」「周辺領域への拡大」「他社のビジネスプロセスに入り込む」などの形で進化させることで、新たな成長を生み出すことができる。
2017/07/02 18:29:09
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa「お前はどうしたい?」に答え続けることで、社員の誰もが今抱えている仕事に対する強烈な愛着や、「社会の不を解消する」というミッションに対する強い使命感を抱くようになり、「圧倒的な当事者意識」という企業文化を形作っているのだ。
2017/07/02 18:34:54
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawaWill:実現したいことや中長期的なキャリアイメージ(仕事で実現したいこと、2、3年のイメージ)
2017/07/02 18:38:03
Can:Willを実現するために自分ができること(活かしたい強み、克服したい強み、具体的な行動)
Must:やらなくてはいけないこと(数値目標、役割)
イノベーション
↓
総合考課
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa「人を生かす」とはただ現場に権限を委譲して自由にやらせればよい、ということとは違う。共通の理念を徹底的に刷り込み、個人を追い込むことでその潜在力を引き出さなければならない。
2017/07/02 18:44:17
『リクルートの構創力』より引用
経沢香保子@1h1000円〜キッズライン@KahokoTsunezawa「何が自分たちの強みであり、目指すものなのか」を、手間を惜しまず常に共有しておくことが、変化の時代に迷わないための道しるべだ。
2017/07/02 18:47:52
あなたの組織は、会社は、皆が自らの意思で同じ方向を向いているだろうか。そしてそこに向かって失敗を恐れず試行錯誤しているか
『リクルートの構創力』より引用
実は、キッズライン社のミッションは「一人一人が輝く社会の実現」なんです。(なので旧社名はカラーズでした)そして、その概念として、マッチングプラットフォームをつくり、社会の「不」をなくして社会をよりよく進化させるという概念です。
おそらく、新卒でリクルートを選んだのも、その次に楽天にいったのも、私はその概念が、今の時代にもっとも必要だと思っていて、キッズラインにもその理念が受け継がれています。
お客様のニーズを分析し、ただ、他社より安くて便利なシッターサービスをつくりたいということではなく、保育者がたくさんいるのに十分活躍できていない社会を変えたいという、その両者を繋ぐことによって、社会に新しい価値を創造したい、そんな思いがあります。
そういう意味では今のタイミングでこの本を読めたのは本当に良かったです。