キッズライン社長 経沢香保子 blog

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ある日突然、「今日、あいてます?」とLINEがきて、娘も林間学校だし、まさに空いていた私は、内容も尋ねずに「あいてます〜」といったら連れていっていただいたのは映画「関ヶ原」

まさに、今の私がみるべき映画、っていうか、自分の小ささを実感。

中学受験の夏休みに「天下分けめの関ヶ原!」と周囲が色めき立ってたのを思い出しますが、未来を分ける大切な戦い。今の日本の未来を分けたともいわれていますよね。




この映画の主人公は「石田三成」です。岡田さん扮する、石田三成、すごく魅力的にみえました。

岡田さんはこの撮影中、実際に髪を剃ってこの半坊主頭にしてたとおっしゃっていて、「え、役作りですか?」ってきいたら「いやいや、毎日ズラつけるのがめんどくさいからw」と笑ってらっしゃいました。(髪とか髪型とかの概念を払拭させるほどに十分な顔面!)

と、そんなふうに言っていても、その役の迫力は凄まじく、映画にはずっと引き込まれました。


歴史マニアではないのですが、この映画では、石田三成と徳川家康を非常に対照的に描いて盛り上げていることが伝わってきました。「大義」を重んずるのか、あくまでも「利」にこだわるのか。

そして、部下たちはトップのビジョンについて行くのか、お金や名誉を取るのか。

(監督は、60歳をすぎて、石田三成の義を重んずる生き方がわかるようになり、心揺さぶられたというようなことをおっしゃっていたそうです)

心もざわざわするような場面をはじめ、もちろん激しい戦いのシーンにも強い衝撃を心にくらいました。

じゃあ、未来を分けるのはなんなんだ?

日々経営をやっていると、戦いに例えられることも多いです。情報戦や部下の裏切りもよくあるシーンでもあります。だからでしょうか、多くの経営者は歴史に学べとおっしゃいます。

確かにそうですし、学ぶことは多いです、ですが、この命がけの人たちの決断に比べると、私の悩みなんてちっぽけだという意味でもこの映画をみてよかったなーと。

現実の世界で、「え、ちょっと?」っていう場面があったら、映画の壮絶なシーンを思い出そうと思いました(苦笑)


とくに、一瞬の決断が天下を分けるほどなんだ

天下分けめの戦いはたった1日の出来事です。たった1日で天国か地獄か決まるんです。当時なら多くの命を犠牲にします。

その前に水面下で行われるトップの思想や判断が多くの人を巻き込むのだと、改めて自分の決断の精度をしっかり上げていかねばと、常に最高のコンディションで物事を決断し推し進め、周囲を幸せに導いて行きたい思った次第です。

たぶん、もう1回観に行くと思います。

(映画中は、歴史解説はあまりないので、その部分がおいてけぼりにされたと思われる方もいるそうなので、あくまでも個人の感想です!)



そして、これから徐々に歴女化して、経営者としての思想を新たな側面からも深めたいと思いました。













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話題になっている映画「マイ・インターン」を観ました。

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アパレルECを経営する、30代で育児と仕事を両立する創業社長。
独自のセンスと感覚と、社員への愛情で、たった一人でキッチンで自宅で
生み出した会社を急成長させた。

その時、急成長のひずみで、いろんな事件が起こる。

母親とのトラブル
育児のトラブル
パートナーシップのトラブル
経営上のトラブル

・・・

いっこいっこ乗り越えていくけど、創業者の人生って、影響が多岐にわたるから、
すごく悩んでしまう姿。


社員も数百人規模になり、
多くの利害関係者が発生してきて、周囲にいろいろな事をいわれはじめる。


会社が好きだから、自分が生み出した大切な大切な宝物だから、
社会に根付いて発展してほしいから、
社員が幸せになってほしいから、
お客様が大切だから、

どんな自己犠牲を払ってでも、頑張ってしまう。

映画を見るとわかるが、彼女が社員に気を配る姿、その愛情は計算ではなく深いものを感じる。
社員を愛して商品を愛して、会社を成長させ、社会を良くしたい。


でも、だからこそ、そんなとき、
創業者を辞めさせるのは、本当に簡単な一言なのかもしれない。


「もう、会社は、あなたがいなくても大丈夫です」


その発言をしたひとが、たとえ、それが本心としても、
短期的な自分の立場や利益から発した言葉だとしても、

悩んでいるときに、さらに悩ませるに十分な、ぐさっと刺さる言葉、
致命傷になりかねない言葉なんだと思う。
最後に自分が役立つ事が辞める事なんじゃないかと思ってしまうほど。


本当にそうなのか、本当はそうでないのか。
判断はむつかしいのかもしれない。


でも、だからこそ、創業者は、ものすごく強くなければならない。
組織体制も、資本政策も、採用も、軽んじてはいけない。
自分以上に本気じゃない人の言葉に痛めつけられたり、影響されてはいけない。


原点を常に思い出し、ぐらつかないように自分を鍛え続け、万全の体制づくりに気を配り、
理想の社会を実現させなくてはいけない。


すごく、心があったかくなって、大切な事に気づかされてくれた、素敵な映画でした。

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